***本記事にはプロモーションが含まれています。***
はじめに
2016/09/02追記
Ubuntu 16.04の場合は、Open VM Toolsを使い、設定するといいことがわかりました。
Ubuntuの16.04が出たということで、VMware Playerをどうしようか検討していた。
VWware Playerは、Ubuntu 15.04からVMware Workstation 12 Playerのサポートになったようです。
VMware Workstation 12 Player と次の製品との比較
そこで、VMware Workstation Player 12.1.1を使ってみることにしました。
ホストOSはWindows 7で、ゲストOSはUbuntu 14.04です。
共有フォルダ
VMware Workstation Playerにアップグレードして最初に確認したのは共有フォルダです。
案の定動きませんでした。メニューにある管理のVMware Toolsの再インストールを試してみたけれど、アップデートサーバにコンポーネントが見つかりませんでしたと出てインストールもできません。
調べてみると手動でインストールするしかなくて、次のところからtarファイルをダウンロードして解凍しisoファイルを取り出します。
http://softwareupdate.vmware.com/cds/vmw-desktop/ws/
ここの/12.1.1/3770994/windows/packages/tools-linux.tarをダウンロードしました。解凍するとVMware-tools-linux-10.0.6-3595377.isoというファイルが出てきます。
それを、VMware Workstation Playerの取り外し可能デバイスの接続で指定することでインストールしました。
共有フォルダは使えることがわかって一安心です。
ホストゲスト間のコピーペーストと画面の大きさ
VMware Toolsを入れたのはいいのですが、ホストゲスト間でコピーペーストができません。画面の大きさもマウスのドラッグで変えることができませんでした。Ubuntu 14.04ゲストのシステム設定のディスプレイのところから解像度を変えることで画面の大きさを変えることができました。
ネットワーク
ネットワークがつながらなくなっていた。
理由は、ネットワーク接続がブリッジになっていてVirtualBoxと共存したために問題が起きていました。
ネットワークアダプタの設定で、VirtualBox Host-Only Ethernet Adapterのチェックを外したら動きました。
ネットワーク接続がNATならば問題はないと思います。
ディスクの圧縮
ディスクが大きくなっていたので圧縮しようとした。
ゲストOS上でvmware-toolbox-cmdを使うらしいけれど、どこを探してもありません。
Ubuntuには、open-vm-toolsというパッケージが存在しているらしいことを知りました。VMwareがオープンソースにしたものでVMware自身もこちらを使うことを推奨しているそうです。そこで早速使ってみることに。
open-vm-toolsは、apt-getで入れる前にVMware Toolsをアンインストールしないといけませんでした。使ってわかったのですが、共有フォルダが使えません。vmware-toolbox-cmdというコマンドは存在して、sudo vmware-toolbox-cmd disk shrink / とすることでディスクを圧縮することができました。コマンドの指定方法が少し変えられているのか、disk shrinkと2つオプションを指定しないと動きませんでした。
Ubuntuのopen-vm-toolsのサポートをしている方は、vmhgfsドライバは今後VMwareからサポートされないから共有フォルダが動かなくても仕方ないといっています。
vmhgfs doesn't work with linux 3.13 kernel
でも、最新のVMware Tools 10.0.6で共有フォルダを使えることからサポートされないってことはないよね。
まとめ
- Ubuntu 14.04ゲストで共有フォルダを使うには、最新のVMware Tools 10.0.6を使う必要があります。
- VMware toolsは、メニューの管理のVMware Toolsの再インストールから行えません。手動でダウンロードしてisoファイルを取り出す必要があります。
- VMware tools 10.0.6では、ホストゲスト間でコピーペーストが使えません。
- 画面の大きさもマウスで変更することはできなく、ゲストのgnomeの設定で画面の大きさを変更することで行います。
- VMware Toolsを手動でインストールすると、vmware-toolbox-cmdコマンドはありません。
- Ubuntu 14.04にはopen-vm-toolsというパッケージが用意されていて、こちらにvmware-toolbox-cmdがあります。
- open-vm-toolsでは共有フォルダが使えません。
- ゲストOS内で、sudo vmware-toolbox-cmd disk shrink / とすることでディスクの大きさを圧縮できます。
Ubuntu 14.04をゲストOSとして使うには、VMware Player 7の方がいいと思います。VMware Workstation Playerでは、あちらを立てればこちらが立たずという状態です。