カテゴリー別アーカイブ: QEMU

QEMU on Windowsのサイトを移転します

QEMU on Windowsのサイトを移転します。

auのホームページ公開サービスが、2017年10月31日で終了します。

そのため、今のままで保存しておくことができなくなりました。

サイトの更新をやめてもう10年もたつのですね。時の過ぎるのは速いです。

情報も古くなっていますし、プログラムだけダウンロードできるようにしました。

新しいバージョンは、バグが入っていて公開しにくいです。

とりあえず、新しいサイトをよろしくお願いします。

QEMU on Windows

QEMUのIntel Hardware Accelerated Execution Managerのサポート

スマホのアプリ開発では、Android SDKが使われます。このSDKの中でQEMUがエミュレーターとして使われています。Intelから、このQEMUを補助するドライバとしてHardware Accelerated Execution Manager(Intel HAXM)というアクセラレーターが提供されています。

動作する条件は、2つあります。1つは、パソコンの開発環境がIntelのCPU上であること。2つめは、エミュレートするAndroidは、Intelのチップ上で動くx86用のAndroidであることです。

WindowsとMac OS用に以下の場所でデバイスドライバーが提供されています。

IntelR Hardware Accelerated Execution Manager (Intel HAXM)

自分もAndroid SDKを動かしてみたことがあります。やはり素のQEMUよりアクセラレーターがあったほうがアプリもきびきび動いてよいです。

このデバイスドライバーを使うパッチがメーリングリストに投稿されました。2017年の4月ごろに予定されているQEMUの次のバージョン2.9.0でサポートされるようになるようです。

Linux上ではKVMがありましたが、WindowsやMac OS上でアクセラレーターがなかったので動くとうれしいですね。

QEMU/KVMでセキュアブート

QEMU/KVMでセキュアブートを利用する方法が紹介されています。

第446回 QEMU/KVMでセキュアブートを利用する

セキュアブートを実現するには、3つも鍵が必要なんですね。公開鍵と秘密鍵を作って、それを利用して鍵をNVRAM領域に書き込む必要があるそうです。

少し手間がかかります。QEMUを使って体験してみると、セキュアブートの理解が進んでいいのではないでしょうか。

QEMU/KVMでUEFIファームウェアを使う

QEMU/KVMでUEFIファームウェアを使う方法が紹介されています。

第441回 QEMU/KVMでUEFIファームウェアを使う

OVMFというオープンソースのファームウェアを使っています。

UEFIを使うメリットとしては、2TB以上のハードディスクを使う場合ぐらいしか現状ではないかもしれませんが。

でも、UEFIを開発するにはデバッグもできていいのでしょうね。

QEMUのWindows上での作り方

はじめに

久しぶりにWindows上でQEMUを作ろうとしたら、ソースコードの修正が入っていて作り方が変わっていました。いろいろ試行錯誤して作り方を見つけたので紹介します。

QEMUのソースコードの現状

今年(2016年)の3月までは、GCC 4.5とGTK+ 3.6.4という組み合わせでコンパイルできていました。でも、MinGW-w64のgcc 4.8になるとwinsock関係のインクルードファイルに変更があって、それに対応するためにQEMUにも変更が入りました。

この変更で、GTK+ 3.6.4のライブラリ内でワーニングが出てしまい、QEMUをコンパイルできなくなりました。GCC 5.4に変えても無理で、GTK+のライブラリのバージョンを上げることが必要になりました。

作成環境の現状

QEMUは、GTK+に含まれるGlibというライブラリを使っています。Windows上でコンパイルしようとするときは、今まではGTK+のホームページからx86_64版をダウンロードして使ってきました。しかし、メンテナンスする人がいないようで、配布されなくなりました。GTK+のホームページでは、MSYS2という開発環境を使うよう案内があります。今後は、MSYS2を使った環境でしかQEMUを作れないことになりそうです。

Linux上のクロス開発環境では今までどおり作れると思います。

MSYS2のインストール

MSYS2はインストーラーが準備されていますので、MSYS2インストーラーのホームページからmsys2-x86_64-20160205.exeというインストーラーをダウンロードしてインストールするだけです。

SourceForgeにあるMSYS2の新しいインストーラーはなぜか起動しなかったです。

インストール後にMSYS2インストーラーのホームページに従ってアップデートするのですが、

pacman -Sy pacman

は大丈夫でした。しかし、次の

pacman -Syu

をすると、エラーで止まってしまいました。新しいプロセスをフォークできませんと言っています。調べてみると、エラーのあったパッケージは手動でインストールしなおさないといけないそうです。filesystemというパッケージがエラーになっているのをメモリました。仕方がないのでCrtl-Cでプロンプトに戻り、いったんターミナルを終了しました。ターミナルを、もう一度スタートメニューから起動しようとしましたが起動せず、コマンドプロンプトが出てしまいます。

原因は、MSYS2の起動方法が変わり、batファイルで起動していたのをcmdファイルに変更したためです。

C:\msys64\msys2_shell.cmdをダブルクリックすることでターミナルは起動しました。そこで、

pacman -S filesystem

で、filesystemをインストールしなおします。メッセージに起動方法が変わったことが出ていました。

あとは、スタートニューのMSYS2 Shellの項目のプロパティを開き、

C:\Windows\System32\cmd.exe /A /Q /C C:\msys64\msys2_shell.cmd -msys

と書き換えることで起動できるようになります。ポイントは、msys2_shell.cmdを指すように変更することです。コマンドプロンプトのウィンドウも閉じるように/Kオプションを/Cオプションに変更しました。なお、Windows 10では、右クリックでプロパティを表示させることができませんでした。いったん「ファイルの場所を開く」で、エクスプローラーを表示させて、アイコンを右クリックでプロパティを変更することができます。

スタートメニューの問題は、インストーラーがアップデートされれば、いずれなくなると思います。

QEMUに必要なツールのインストール

MSYS2のアップデートが終わったら、QEMUに必要なツールをインストールします。

MSYS2は、パッケージマネージャで管理されているので、次のようにしました。まずは、gccなどのツールをインストールします。

pacman -S mingw-w64-x86_64-toolchain

次に、GTK3をインストールします。

pacman -S mingw-w64-x86_64-gtk3

SDLライブラリも必要なので入れます。

pacman -S mingw-x64-x86_64-SDL2

あとは、makeとcmpとbisonが無いといわれますのでインストールします。

pacman -S msys/make

pacman -S diffutils

pacman -S bison

これで、必要なツールは、インストールできました。あとは、QEMUのソースコードを持ってきて作るだけです。

QEMUを作るときは、MinGW-w64 Win64 Shellを起動して作ります。このときの起動パラメーターは、-mingw64をつけます。スタートメニューのMinGW-w64 Win64 Shellのプロパティを変更する必要がありました。

C:\Windows\System32\cmd.exe /A /Q /C C:\msys64\msys2_shell.cmd -mingw64

まとめ

QEMUをWindowsで作るにはMSYS2の開発環境が必要になりました。

MSYS2のインストールで、エラーが出るため手動で書き換える必要がありました。

感想

MSYS2のMinGW-w64のGCCのバージョンは、6.1.0です。ちょっと見ないうちにすごく上がってしまいました。

GTK+のWindows版をメンテナンスする人がいないということは、使う人もいないのでしょうね。開発の主力がインターネットのほうに移っているのでしょう。時代の流れを感じます。

MSYS2という環境は、パッケージマネージャがあるので、環境整備はやりやすくなったと思います。

QEMUとFPGA

インテルがアルテラを買収するそうですね。XeonにFPGAを組み込む計画があるそうです。

インテル、プログラマブルなLSI「FPGA」大手のアルテラ買収を発表。XeonにFPGAを組み込む計画も表明

そこで思ったのですが、QEMUのダイナミックトランスレートの部分をFPGAに書き込んで実行させたら少しは早くなりそう。

2倍くらいにはなりそうな気がします。

プログラムの実行時に書き込みができるようにするんですかね。それとも、OSが立ち上がる前に書き込んでおかないと使えないのかな。

VT-xには足元にも及びませんが、FPGAの使いかたの1つにはなりますかね。

x86_64ゲストがカーネルパニックで起動しない

x86_64ゲストがカーネルパニックで起動しないバグを見つけてしまいました。

QEMUの2.3.0を作ろうとしています。何の気なしにx86_64のゲストを起動したところ、カーネルパニックが発生。最初MinGWの問題かと思いました。VMware Player上のUbuntu 14.04ホストでも発生することがわかりました。

起動するゲストOSと起動しないものがあります。32bitのゲストOSは起動します。64bitのゲストOSは、起動するものは、Fedora 10です。Fedora Core 4は起動しません。Ubuntu 12.04は、-m 2048オプションをつけると起動しますが、つけないと起動しません。

さて、どうしたものでしょう。

QEMU 2.2以上のコンパイルにはGTK+ 3が必要

先日、QEMUをWindows上で作ってみたのですが、コンパイルできませんでした。

原因は、pixmanの0.21.8以上が必要との事でした。

今まで、GTK+ for Windows のGTK+ 2を使っていました。

gtk+-bundle_2.16.6-20100208_win64.zip

これのpixmanは0.20.0でした。

GTK+ 3は、pixmanが0.26.0になっています。

gtk+-bundle_3.6.4-20131201_win64.zip

今後は、これを使っていこうと思います。

熱血! アセンブラ入門

熱血! アセンブラ入門という本が発売されるそうです。

目次だけから見ると、MIPS、PowerPC、ARM、SH、H8といったメジャーなものからマイナーなものまで幅広く解説されています。
よくここまで調べたなって思います。

gdbの機能を使って、シミュレーターを動かしたりすることも解説されているようです。

これを見ていて、QEMUで動かしたら面白いかもねって思いました。それぞれのゲストOSを用意するのが大変そうでけどね。

作者さんのブログはこちら。

本のサポートページはこちらです。