さくらインターネットでGPUサーバーのレンタルが開始されます

さくらインターネットで、GPUサーバーのレンタルが開始されるそうですね。

「NVIDIA Tesla」搭載GPUサーバを月額制で──さくらインターネットが9月末に開始

費用が結構かかるようです。どれくらい需要が見込めるのでしょう。ビジネスとして成り立つのかどうかとても興味があります。

Docker for Windowsの仕組み

DockerがWindowsに正式に対応しました。コンテナーがどうやってWindowsで動くのか興味がありました。

無償の「Docker for Windows」で手軽にLinuxコンテナを利用する (1/2)

以前は、VirtualBoxの上で、Tiny Core Linuxという小さいLinuxを動かしていました。

正式な対応といって、どうしてるのかと思いました。結局、Hyper-Vの仮想マシンが1つ動いていて、その上でAlpine LinuxというLinuxが動いています。仮想マシンの名前はMobyLinuxVMとなっています。その上でDockerのコンテナが動いています。MobyLinuxってなんでしょう。

コンテナが実行される環境としては、仮想マシンを動かしてLinuxの上で実行しているのは変わりません。

Windows上からコマンドで、Linux上のコンテナを操作しているわけですね。

Ubuntu 16.04をインストールしてからPHPのデバッグができるまで

Ubuntu 16.04上でPHPのデバッグができる環境を整えました。手順をまとめます。

Apache2のインストール

まずはApache2のインストールから。

$ sudo apt install apache2
$ sudo a2enmode userdir

a2enmodeでuserdirを有効にします。これで、ホームディレクトリのpublic_htmlディレクトリを公開できるようになります。作ったディレクトリが/home/hoge/public_htmlだと、

http://localhost/~hoge/で、public_html以下が公開されます。

PHPのインストール

次は、PHPのインストール。

$ sudo apt install php libapache2-mod-php

/etc/apache2/mods-available/php7.0.confのphp_admin_flag engine Offをコメントアウト。これで、上で設定したpublic_html内でPHPが使えるようになります。

MySQLのインストール

次にMySQLのインストール。

$ sudo apt install mysql-server mysql-client

実は、最初mariadb-serverとmariadb-clientをインストールしたのだけれど、rootのパスワードが設定されずアクセスできませんでした。バグのようなのでMySQLに変更しました。

ところが、MariaDBをアンインストールして、MySQLをインストールしようとしてもエラーでできません。こちらの情報に従って完全に設定ファイルを削除した後でインストールできました。

Uninstall MySQL completely

PDOのインストール

PHPからMySQLにアクセスするPDOをインストールします。

$ sudo apt install php-mysql

$ sudo service apache2 restart

上述のようにuserdirを使える状態で、/home/hoge/public_html/index.phpに

<?php
phpinfo();

と書いたファイルを作って、http://localhost/~hoge/でアクセスして、PDOのところにmysqlとドライバが表示されていればOKです。

Javaをインストール

PHPのデバッグにNetBeansを使えればと思い、Javaをインストール。

$ sudo apt-add-repository ppa:webupd8team/java
$ sudo apt-get update
$ sudo apt install oracle-java8-installer

NetBeansをインストール

NetBeansは、PHPを使えるものをダウンロードしてインストールしました。

$ sudo sh ./netbeans-8.1-php-linux.sh

インストール先は、/usr/localではなくてホームディレクトリの中にしました。

日本語のインライン変換ができないときは、以下のようにFcitxの設定をするとうまくいきます。変換候補が離れたところに表示されるので今一つですけど。

Fcitx tips

xdebugをインストール

NetBeansで、PHPをデバッグするためにxdebugをインストールします。

$ sudo apt install php-xdebug

これでインストールはできるのですが、動かすために設定が必要になります。
xdebug.iniにzend_extensionしか設定されていないので、xdebug.remote_enable=1とxdebug.remote_autostart=1、xdebug.idekey="netbeans-xdebug"の3行を付け加えます。
remote_enableは、NetBeansでデバッグするときに必要になります。htmlからphpを呼び出すときなど、2つのファイルにまたがるときはidekeyが必要になります。
、remote_autostartは、後述するVisual Studio Codeでデバッグするときに必要になりました。
/etc/php/7.0/mods-available/xdebug.ini

zend_extension=xdebug.so
xdebug.remote_enable=1
xdebug.remote_autostart=1
xdebug.idekey="netbeans-xdebug"

これで、上述のhttp://localhost/~hoge/にアクセスしてphpinfo()の結果を見ます。xdebugのremote_eanbleがOnになっていればOKです。

もし、Onになっていなければ、/etc/php/7.0/apache2/conf.d/20-xdebug.iniがあるかどうか確認してください。20-xdebug.iniは/etc/php/7.0/mods-available/xdebug.iniのシンボリックリンクになっているはずです。Apache2が設定を読み込んだ場合、phpinfo()のAdditional .ini files parsedという欄に20-xdebug.iniを読んだことが表示されています。

NetBeansでデバッグできることを確認

NetBeansを起動して、ホームディレクトリのpublic_html内にテストプロジェクトを作ります。ソースコードには、phpinfo();を入れます。ブレークポイントを設定して、デバッグを開始。ブレークできれば成功です。

phpinfo()で、xdebugのremote_enableがOnになっていれば、たぶん何も設定しなくても動くと思います。

Visual Studio Codeをインストール

せっかくなので、Visual Studio Codeをインストールしてみます。

code_1.4.0-1470329130_amd64.debをダウンロードして、Gnome ファイルから右クリックして「ソフトウェアのインストールで開く」でインストールしました。

Visual Studio技術情報にある、Visual Studio Code Preview ファースト ステップ ガイド (PDF: 5.9 MB)をダウンロードしてみると、インストールや簡単な使い方が載っています。日本語で読めます。

Ubuntuの場合、ターミナルでcodeと打つと起動します。

PHPのextensionをインストールします。左側のビューバーの上から5番目にある拡張機能を選択。ボックスにPHPを打ち込んでextensionを検索します。

PHP DebugとPHP,Perl,Asm,Bash Code Formatをインストールしました。コードのフォーマッタは、PHP Code Formatもあるのですが、PHPのファイルで?>で閉じるとタブがスペースに変換されなかったり、8カラムになったり不具合がありました。PHP Debugのほうが、xdebugを使うのに重要です。

あとは、コードの中にブレークポイントを設定して、左のビューバーの4番目のデバッグのモードに切り替えます。左上のStart Debuggingという緑色のボタンを押してからブラウザでファイルをアクセスしてみるとブレークします。NetBeansと違って手動でサイトにアクセスしないと勝手にデバッグが始まらないです。エディターと統合環境の違いかなと思います。

もし動かないときは、phpinfo()のxdebugの欄でremote_enableがOnになっていること、remote_autostartがOnになっていることを確認しましょう。

実際にVisual Studio Codeでデバッグしてみましたが、1度フリーズした他は快適に使えました。ソースコードのオートフォーマットなどはNetBeansの方が細かく設定できていいですけれど、高機能なエディタと思えば、デバッグもできるしいいかなと思いました。

ただ、Intellisenseは動いているのですが、よい候補があまり出てこなくてコード補完はあまり使えませんでした。ちょっと残念。

VMware Workstation 12.1.1 PlayerでUbuntu 16.04を使う

以前、VMware Workstation 12 PlayerでUbuntu 14.04を使おうとしました。

ホストは、Windows 10 Proです。

VMware Toolsをインストールして、いろいろやってみたのですが、どうもうまくいきませんでした。

今回Ubuntu 16.04を使おうとして調べてみると、こちらの方法でうまくいくことがわかりました。

ubuntu 16.04 インストール(2) vmware tools

自分の場合、クリップボード共有(コピーペースト)と共有フォルダを主に使っています。

VMware Toolsをインストールする方法としては、Ubuntuにもともと入っているOpen VM Toolsを使う方法と、以前からあるように手動でインストールする方法があります。

Ubuntu 16.04のデフォルトでは、Open VM Toolsが入っているのですが、共有フォルダが動かなくて困っていたのでした。じゃあということで、手動でインストールするとクリップボード共有がうまく動きません。

結局、もともと入っているOpen VM Toolsをつかって、/etc/fstabの設定を付け加えることで両方動かすことができました。

繰り返しになりますが、少し説明すると、

$ sudo apt install open-vm-tools-desktop

で、クリップボード共有が有効になります。もともと入っていれば問題ないです。

また、/etc/fstabに

.host:/ /mnt/hgfs fuse.vmhgfs-fuse allow_other,auto_unmount,defaults 0 0

と付け加えることで共有フォルダが有効になりました。

画面のリサイズにも対応していて、ありがたく使わせていただいています。

VMware Workstation PlayerでOpenStack Mitakaのネットワークを設定しインスタンスを起動

はじめに

VMware Workstation PlayerでOpenStack Mitakaのインストールをしています。

前回は、OpenStack MitakaをインストールしてDashboardを見るところまでをやりました。

インストールにはこちらのサイトを参考にさせていただきました。今回は、ネットワークを設定しインスタンスを起動してロードバランサを動かすところまでやります。

VMware Workstation PlayerでOpenstack Kiloを動かす手順

ネットワークの設定では、こちらも参考にさせていただきました。

OpenStack Neutronを使ってWebシステムを構築する実践的な方法 (1/3)

不具合の対処

OpenStackのホストとなるCentOSを再起動してみると、httpdサービスとneutron-serverサービスがfailedになって立ち上がりません。動くときもありますので、いつも動かないわけではないようです。

サービスの起動の状態を知るのは次のコマンドでわかります。

#systemctl list-units --type service

エラーメッセージはこんな感じです。

#systemctl status httpd

ERROR: scss.ast: Function not found: function-exists:1

#systemctl status neutron-server

neutron.service start operation timed out. Terminating.

こちらの情報によると /lib/systemd/system/httpd.service.d/openstack-dashboard.conf を実行するときに時間がかかりすぎるのが原因だとか。パッチも作られたようです。

とりあえず次のコマンドで手動で起動すると動きます。httpdが起動するまで少し待つ必要があります。

# systemctl start httpd
# systemctl start neutron-server

また、VMware Workstation PlayerのCPU2コア、メモリ4GBにすると安定して動くようになりました。CPU1コア、メモリ4GBでは、リソースが足りないようです。

ネットワークを設定

VMware Workstation PlayerでOpenstack Kiloを動かす手順に従ってネットワークを動かそうとしました。しかし、502 Bad Gatewayというエラーが出て動きません。

問題の特定にはログファイルを見るしかないようでしたが、OpenStackを始めたばかりでどのログファイルのどこを見ればいいのかよくわかりません。

そこで、OpenStack Neutronを使ってWebシステムを構築する実践的な方法 (1/3)に従ってネットワークが動作することを確かめました。そのあとに手順書に従ってネットワークを動かしました。

@ITのサイトでは、OpenStackのハンズオンを基にした手順が書かれてありわかりやすかったのですが、公開するネットワークの設定の仕方が書いてないため、手探りで設定しました。下記に書いたようにpublicのネットワークを設定しました。

また、手順書のようにtennant_idを一つ一つ手書きするのはとても大変でした。そこで、@ITの記事を参考に次のようにしてネットワークを設定しました。

ちなみに、VMware Workstation Playerの画面で作業するのはコピーペーストできません。コピーペーストできるsshクライアントを用意してVMware Workstation PlayerのCentOSにアクセスして作業するとはかどります。

まずpublicという名前の公開するネットワークを作ります。作成する時のポイントはnet-createのときに、--router:externalを使うことです。これで外部のネットワークだと指定することができます。

OpenStackのホストとなるCentOSのIPアドレスは、192.168.0.140と指定してインストールを行っています。そのIPアドレスを外して、192.168.0.141から192.168.0.199をFloationg IPという名前で使って良いアドレスと指定します。

# neutron net-create public --route:external
# neutron subnet-create --name public_subnet --disable-dhcp --allocation-pool start=192.168.0.141,end=192.168.0.199 public 192.168.0.0/24

次に非公開のネットワークを作ります。OpenStackのインスタンスはまずこのネットワーク上に接続されて作られます。そのあとに上記の公開するネットワークからFloationg IPからIPアドレスを割り当てることで外部のネットワークと通信できるようになります。

neutron net-createでprivate-net1というネットワークを作ります。プライベートネットワークのIPアドレスは 192.168.10.0/24という範囲でネットワークを設定し、101から199まで指定します。 ゲートウェイは192.168.10.1を使います。

# neutron net-create private-net1
# neutron subnet-create --name private-net_subnet1 --enable-dhcp --allocation-pool start=192.168.10.101,end=192.168.10.199 --gateway 192.168.10.1 --dns-nameserver 8.8.8.8 private-net1 192.168.10.0/24

router-createで、router1という仮想ルーターを作ります。router-gateway-setでpublicネットワークにつなげます。publicネットワークでは、Floating IPから192.168.0.141というアドレスが付与されます。router-interface-addで、プライベートなネットワークにつなげます。private-net_subnet1のIPアドレス192.168.10.0/24で最初のアドレス192.168.10.1が使われます。先にゲートウェイを指定していたのと合っている必要があります。router-port-listとsubnet-showで確認できます。

# neutron router-create router1
# neutron router-gateway-set router1 public
# neutron router-interface-add router1 private-net_subnet1
# neutron router-port-list router1
# neutron subnet-show private-net_subnet1

インスタンスを起動

VMware Workstation PlayerでOpenstack Kiloを動かす手順に従ってインスタンスを起動しようとしました。しかし、--is-public と --location というオプションはないといわれ、イメージの登録ができません。

調べてみると、glanceはOpenStack kiloからOpenStack Libertyに変わったときにバージョンが上がってるようです。--os-image-api-version 1 というオプションをつけることでコマンドを使うことができました。

# glance --os-image-api-version 1 image-create --name cirros --is-public True --container-format bare --disk-format qcow2 --location http://download.cirros-cloud.net/0.3.4/cirros-0.3.4-x86_64-disk.img

バージョン2で使うときは、--is-publicを--visibility publicにすることと、--locationは対応するものがないので、イメージをあらかじめローカルにダウンロードしておいて--fileオプションを使って指定するとよいようです。

あとは手順書に従って、インスタンスを作って起動し、ロードバランサを作って動作確認しました。OpenStack KiloとMitakaでは画面が変わっていますが、対応するところはすぐわかると思います。

OpenStackのホストであるCentOS上で次のようにルーティングを設定すると、CentOSからOpenStackのインスタンスに接続できます。動作の確認ができるのでとても助かりました。

# route add -net 192.168.10.0/24 gw 192.168.0.141 br-ex

実際にロードバランサの動作を確認すると、Curlでアクセスしたときはweb_server01とweb_server02の表示が交互に出て、ちゃんとラウンドロビンで動作していることがわかります。

しかし、ChromeでアクセスしてShift-F5でリロードしてみると時々しか変わりません。ブラウザによって動作が異なるようです。原因はわかりませんでした。

インスタンスをKVMで起動

せっかく、VMware Workstation Playerを使ってOpenStackでもCPUの仮想化機能を使えるようにしています。そこで、OpenStackのインスタンスがKVMを使っているのかどうか確かめました。

デフォルトの状態では、OpenStackはQEMUを使ってインスタンスを動かしています。設定ファイルnova.confでvirt_type=kvmとすることで、KVMを使うように設定します。

/etc/nova/nova.conf

virt_type=kvm

実際にKVMが使われているかどうか、確認します。virsh listで、インスタンスのIdを確認して、virsh qemu-monitor-commandでinfo kvmとすることで確認できます。--hmpというのは、Human Monitor Protocolの略で、通常の人間がわかるコマンドを実行するということのようです。

kvm supportがenabledになっていれば、OpenStackのインスタンスでKVMが使われています。そこそこの速度で実行されているのではないでしょうか。

# virsh list

 Id    Name                           State
----------------------------------------------------
 2     instance-00000008              running
 3     instance-00000009              running
# virsh qemu-monitor-command --hmp 2 info kvm
kvm support:enabled

おわりに

neutronのコマンドにneutron lb-*というものと、neutron lbaas-*というものがあります。調べてみると、前者はLBaaS v1で後者はLBaaS v2というようです。v1とv2ではドライバから変わって、互換性はないそうです。v1は廃止予定になっています。せっかく覚えたのになんかもったいないですね。

VMware Workstation PlayerでOpenStack Mitakaを動かしてみた

はじめに

VMware Workstation Player上にOpenStack Mitakaをインストールしました。

OpenStackを気軽に試してみるには、Ubuntuを使うものとCentOSを使うものがあります。メモリーの必要量が少なかったりするので、CentOSを使うものにしました。

RDOとは、Red Hat系のOpenStackのコミュニティのこと。Packstackは、RDOで開発されているOpenStackのインストール作業や設定作業を自動化するインストーラーです。

ハードウェアの必要要件

CPUはVT-xもしくは、AMD-Vを備えたもの
メモリ4GB、6GB以上が望ましい

ここでは、VMware Workstation Playerを使って、仮想環境にOpenStackをインストールします。VMware Workstation Playerは、ホストのVT-x/AMD-Vをゲストから使えるようにする機能があります。これを使ってゲストOSをホストにしてOpenStackを動かしその上でゲストOS(インスタンス)を動かします。

開発環境

ホストOS Windows 10 Pro

VMware WorkStation Player 12.1.1

CentOS-7-x86_64-Minimal-1511.iso

インストールには、こちらのサイトを参考にさせていただきました。ほぼ、そのままでインストールしていきます。VMware Workstaion Playerの設定の仕方から始まって、OpenStackのロードバランサの設定まで細かく書かれてあります。大変参考になりました。

VMware Workstation PlayerでOpenstack Kiloを動かす手順

CentOSのインストール

CentOSは、手順書のとおりにインストールしました。

CentOSのダウンロードに1時間。インストールには20分ほどでインストールできました。Minimalインストールなので、インストール後net-toolsとntpをインストールしました。
NetworkManagerとはうまく共存できないようなので停止して代わりにnetworkサービスを使います。

ネットワークはOpenVSwitchを使います。ブリッジインターフェースを設定します。ホストのWindows 10 ProからOpenStackのホストのCentOSへアクセスするIPアドレスには、192.168.0.140を設定しました。

OpenStackのインストール

手順書を参考にインストールしました。

1つ変えたところは、次のコマンドでkiloのレポジトリをセットアップするのですが、

yum install http://rdo.fedorapeople.org/openstack-kilo/rdo-release-kilo.rpm

CentOSには、Mitakaのパッケージが用意されているので、次のコマンドでセットアップしました。

yum install -y centos-release-openstack-mitaka
yum install -y openstack-packstack

Packstackは、アンサーファイルを作って設定し、インストールします。

インストールには、OpenStackのコンポーネントをダウンロードしながらインストールするので時間がかかりました。

CentOSのインストールとOpenStackのインストールで2時間ほどで、OpenStackのDashboardを見ることができました。

自宅のネットワーク回線が遅いので、速ければもう少し早く終わると思います。

インストールの確認

インストールが正常に終了したところでhttp://192.168.0.140/dashboardにアクセスしてみました。

まだ、ネットワークの設定が終わっていないので、インスタンスを動かすことはできません。

OpenStackの設定ファイルは、/etcの下に散らばっているのですね。

詳細な手順書があったおかげでハマることなく動かすことができました。

次回、ネットワークの構成とインスタンスの起動までやってみます。

QEMUのWindows上での作り方

はじめに

久しぶりにWindows上でQEMUを作ろうとしたら、ソースコードの修正が入っていて作り方が変わっていました。いろいろ試行錯誤して作り方を見つけたので紹介します。

QEMUのソースコードの現状

今年(2016年)の3月までは、GCC 4.5とGTK+ 3.6.4という組み合わせでコンパイルできていました。でも、MinGW-w64のgcc 4.8になるとwinsock関係のインクルードファイルに変更があって、それに対応するためにQEMUにも変更が入りました。

この変更で、GTK+ 3.6.4のライブラリ内でワーニングが出てしまい、QEMUをコンパイルできなくなりました。GCC 5.4に変えても無理で、GTK+のライブラリのバージョンを上げることが必要になりました。

作成環境の現状

QEMUは、GTK+に含まれるGlibというライブラリを使っています。Windows上でコンパイルしようとするときは、今まではGTK+のホームページからx86_64版をダウンロードして使ってきました。しかし、メンテナンスする人がいないようで、配布されなくなりました。GTK+のホームページでは、MSYS2という開発環境を使うよう案内があります。今後は、MSYS2を使った環境でしかQEMUを作れないことになりそうです。

Linux上のクロス開発環境では今までどおり作れると思います。

MSYS2のインストール

MSYS2はインストーラーが準備されていますので、MSYS2インストーラーのホームページからmsys2-x86_64-20160205.exeというインストーラーをダウンロードしてインストールするだけです。

SourceForgeにあるMSYS2の新しいインストーラーはなぜか起動しなかったです。

インストール後にMSYS2インストーラーのホームページに従ってアップデートするのですが、

pacman -Sy pacman

は大丈夫でした。しかし、次の

pacman -Syu

をすると、エラーで止まってしまいました。新しいプロセスをフォークできませんと言っています。調べてみると、エラーのあったパッケージは手動でインストールしなおさないといけないそうです。filesystemというパッケージがエラーになっているのをメモリました。仕方がないのでCrtl-Cでプロンプトに戻り、いったんターミナルを終了しました。ターミナルを、もう一度スタートメニューから起動しようとしましたが起動せず、コマンドプロンプトが出てしまいます。

原因は、MSYS2の起動方法が変わり、batファイルで起動していたのをcmdファイルに変更したためです。

C:\msys64\msys2_shell.cmdをダブルクリックすることでターミナルは起動しました。そこで、

pacman -S filesystem

で、filesystemをインストールしなおします。メッセージに起動方法が変わったことが出ていました。

あとは、スタートニューのMSYS2 Shellの項目のプロパティを開き、

C:\Windows\System32\cmd.exe /A /Q /C C:\msys64\msys2_shell.cmd -msys

と書き換えることで起動できるようになります。ポイントは、msys2_shell.cmdを指すように変更することです。コマンドプロンプトのウィンドウも閉じるように/Kオプションを/Cオプションに変更しました。なお、Windows 10では、右クリックでプロパティを表示させることができませんでした。いったん「ファイルの場所を開く」で、エクスプローラーを表示させて、アイコンを右クリックでプロパティを変更することができます。

スタートメニューの問題は、インストーラーがアップデートされれば、いずれなくなると思います。

QEMUに必要なツールのインストール

MSYS2のアップデートが終わったら、QEMUに必要なツールをインストールします。

MSYS2は、パッケージマネージャで管理されているので、次のようにしました。まずは、gccなどのツールをインストールします。

pacman -S mingw-w64-x86_64-toolchain

次に、GTK3をインストールします。

pacman -S mingw-w64-x86_64-gtk3

SDLライブラリも必要なので入れます。

pacman -S mingw-x64-x86_64-SDL2

あとは、makeとcmpとbisonが無いといわれますのでインストールします。

pacman -S msys/make

pacman -S diffutils

pacman -S bison

これで、必要なツールは、インストールできました。あとは、QEMUのソースコードを持ってきて作るだけです。

QEMUを作るときは、MinGW-w64 Win64 Shellを起動して作ります。このときの起動パラメーターは、-mingw64をつけます。スタートメニューのMinGW-w64 Win64 Shellのプロパティを変更する必要がありました。

C:\Windows\System32\cmd.exe /A /Q /C C:\msys64\msys2_shell.cmd -mingw64

まとめ

QEMUをWindowsで作るにはMSYS2の開発環境が必要になりました。

MSYS2のインストールで、エラーが出るため手動で書き換える必要がありました。

感想

MSYS2のMinGW-w64のGCCのバージョンは、6.1.0です。ちょっと見ないうちにすごく上がってしまいました。

GTK+のWindows版をメンテナンスする人がいないということは、使う人もいないのでしょうね。開発の主力がインターネットのほうに移っているのでしょう。時代の流れを感じます。

MSYS2という環境は、パッケージマネージャがあるので、環境整備はやりやすくなったと思います。

DockerがDocker for Macの仮想化ツールHyperKitをオープンソースで公開

Dockerが仮想化ツールHyperKitをオープンソースで公開しました。HyperKitは、MacのOS Xに組み込まれているHypervisor Frameworkを使って仮想化を行うツールです。

Docker、MacOS X対応の軽量な仮想化ツール「HyperKit」をオープンソースで公開。Docker for Macの仮想化機能を取り出したもの

Hypervisor Frameworkは、面倒なカーネルのプログラミングをなくしてアプリケーションが仮想化機能を使えるようにするものです。

HyperKitを使うことで、仮想化機能を積極的に使うアプリケーションが出てくるのでしょうかね。

vThrii Seamless Provisiongというハイパーバイザー

東大に今年度納入されるコンピューターには「vThrii Seamless Provisioning」というハイパーバイザーが使われているそうです。

インストール不要で複数OSが高速起動する東大の変態Mac

クライアントとしてMacが使われています。初回ブート時にOSのイメージがサーバーからダウンロードされますが、ストレージとネットワークが高速であればよいそうです。

ギガビットの太いネットワーク回線とSSDという速いストレージがあってこそのソリューションですね。

vThriiの採用第一弾が東京大学だとか。ずい分思い切ったことをやったもんだなと思います。
東京大学の要望に添うよう相当作りこまれているようですね。

vThriiは、BitVisorを改良したものだそうです。

以前BitVisorのソースコードを見てみたことがあるのですが、あまりにコメントが書いてなくて読むのを断念しました。学生が読む教育用のソースコードとしては推奨しません。でも、そんなソースコードを使って製品を作り実際に導入している人たちがいるのですね。それに驚きました。

vThriiの特徴として、クライアントマシンの遠隔管理が容易なことが挙げられます。新しいOSをバックグラウンドでダウンロードして次の起動時に更新することが可能だそうです。

100台を超えるクライアントパソコンを管理するには、こういうのがいいのですね。

クライアント仮想化として、一つの使い方だなと思いました。

仮想化により管理を容易にするものとして、ワルブリックスというXenを使ったソリューションを思い出しました。こちらは、サーバーを仮想化して使うものになります。

ワルブリックス株式会社

ネットワークからOSをダウンロードして使う点でよく似ています。

自分でサーバーを立てたい。でもサーバーの管理など面倒なことは極力避けたい。というときはワルブリックスを試してみるのがいいのではないでしょうか。

ただ、ゲストOSの更新などの機能はありません。クライアントを集中管理するには不十分かなと思います。

vThriiって聞いて、仮面ライダーV3を思い出しました。名前の由来はどこにあるのでしょう。

VMware Workstation Player 12.1.1でUbuntu 14.04を使うには

はじめに

2016/09/02追記
Ubuntu 16.04の場合は、Open VM Toolsを使い、設定するといいことがわかりました。

Ubuntuの16.04が出たということで、VMware Playerをどうしようか検討していた。

VWware Playerは、Ubuntu 15.04からVMware Workstation 12 Playerのサポートになったようです。
VMware Workstation 12 Player と次の製品との比較

そこで、VMware Workstation Player 12.1.1を使ってみることにしました。

ホストOSはWindows 7で、ゲストOSはUbuntu 14.04です。

共有フォルダ

VMware Workstation Playerにアップグレードして最初に確認したのは共有フォルダです。

案の定動きませんでした。メニューにある管理のVMware Toolsの再インストールを試してみたけれど、アップデートサーバにコンポーネントが見つかりませんでしたと出てインストールもできません。

調べてみると手動でインストールするしかなくて、次のところからtarファイルをダウンロードして解凍しisoファイルを取り出します。
http://softwareupdate.vmware.com/cds/vmw-desktop/ws/

ここの/12.1.1/3770994/windows/packages/tools-linux.tarをダウンロードしました。解凍するとVMware-tools-linux-10.0.6-3595377.isoというファイルが出てきます。

それを、VMware Workstation Playerの取り外し可能デバイスの接続で指定することでインストールしました。

共有フォルダは使えることがわかって一安心です。

ホストゲスト間のコピーペーストと画面の大きさ

VMware Toolsを入れたのはいいのですが、ホストゲスト間でコピーペーストができません。画面の大きさもマウスのドラッグで変えることができませんでした。Ubuntu 14.04ゲストのシステム設定のディスプレイのところから解像度を変えることで画面の大きさを変えることができました。

ネットワーク

ネットワークがつながらなくなっていた。
理由は、ネットワーク接続がブリッジになっていてVirtualBoxと共存したために問題が起きていました。
ネットワークアダプタの設定で、VirtualBox Host-Only Ethernet Adapterのチェックを外したら動きました。
ネットワーク接続がNATならば問題はないと思います。

ディスクの圧縮

ディスクが大きくなっていたので圧縮しようとした。
ゲストOS上でvmware-toolbox-cmdを使うらしいけれど、どこを探してもありません。
Ubuntuには、open-vm-toolsというパッケージが存在しているらしいことを知りました。VMwareがオープンソースにしたものでVMware自身もこちらを使うことを推奨しているそうです。そこで早速使ってみることに。

open-vm-toolsは、apt-getで入れる前にVMware Toolsをアンインストールしないといけませんでした。使ってわかったのですが、共有フォルダが使えません。vmware-toolbox-cmdというコマンドは存在して、sudo vmware-toolbox-cmd disk shrink / とすることでディスクを圧縮することができました。コマンドの指定方法が少し変えられているのか、disk shrinkと2つオプションを指定しないと動きませんでした。

Ubuntuのopen-vm-toolsのサポートをしている方は、vmhgfsドライバは今後VMwareからサポートされないから共有フォルダが動かなくても仕方ないといっています。
vmhgfs doesn't work with linux 3.13 kernel

でも、最新のVMware Tools 10.0.6で共有フォルダを使えることからサポートされないってことはないよね。

まとめ

  • Ubuntu 14.04ゲストで共有フォルダを使うには、最新のVMware Tools 10.0.6を使う必要があります。
  • VMware toolsは、メニューの管理のVMware Toolsの再インストールから行えません。手動でダウンロードしてisoファイルを取り出す必要があります。
  • VMware tools 10.0.6では、ホストゲスト間でコピーペーストが使えません。
  • 画面の大きさもマウスで変更することはできなく、ゲストのgnomeの設定で画面の大きさを変更することで行います。
  • VMware Toolsを手動でインストールすると、vmware-toolbox-cmdコマンドはありません。
  • Ubuntu 14.04にはopen-vm-toolsというパッケージが用意されていて、こちらにvmware-toolbox-cmdがあります。
  • open-vm-toolsでは共有フォルダが使えません。
  • ゲストOS内で、sudo vmware-toolbox-cmd disk shrink / とすることでディスクの大きさを圧縮できます。

Ubuntu 14.04をゲストOSとして使うには、VMware Player 7の方がいいと思います。VMware Workstation Playerでは、あちらを立てればこちらが立たずという状態です。