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Webフレームワークとして使われるDjango、Flask、Ruby on Rails、Sinatraの動向

このところWebフレームワークを調べていて、実際のところ何が一番使われているのか気になりました。

そこで、Stack Overflowでトレンドを調べてみました。調べたのは、Django、Flask、Ruby on Rails、Sinatraです。

次の図が、Stack Overflowにおける過去8年間の質問の割合いを示しています。青がRuby on Rails、橙色がDjango、緑がFlask、赤がSinatraです。

webframework

なんと、今年2017年にDjangoがRuby on Railsを抜いています。また、Flaskは増加しており着実にユーザーの数を増やしていることがうかがえます。また、Sinatraは拡大してみるとRuby on Railsと同様に減少傾向にあります。

Stack Overflowでの質問の数で、一概にユーザーの数がわかるわけではありませんが、初心者の数はRuby on Railsに比べてDjangoの方が増えているのではないかと思います。

Ruby on Railsが減少傾向にあることが気になります。近くの本屋さんでも、Ruby on Railsの本はあまりありません。とういことは、これからRuby on Railsを勉強しようという人がいないということであり、近い将来Ruby on Railsを使う人が減ってしまうことを意味します。

それに対して、Djangoは一定の数を保っていますし、Flaskは増加傾向にあります。近くの本屋さんでも、Pythonの入門書がたくさん置いてありますし、これから学ぶ人が増えていくのではないかと思います。

現状Ruby on Railsのプロジェクトは多いですし、スタートアップ企業では使われていくでしょう。しかし、これからのことを考えるとPythonが確実に広まっていくのかなと思います。