Intel CPUで16bitと32bitのモードが廃止されるという記事が出ていました。
Intel、新「X86-S」アーキテクチャで8086互換を切り捨て
新しい仕様は、X86-Sアーキテクチャと言うそうです。
パソコンがブートすると、いきなり64bitのモードに入って、32bitはアプリケーションのためにCompatibility modeのみ残るそうです。
長く親しんだモードがなくなるのは寂しいですね。
実際の製品になるのはいつになるのでしょうか。
Intel CPUで16bitと32bitのモードが廃止されるという記事が出ていました。
Intel、新「X86-S」アーキテクチャで8086互換を切り捨て
新しい仕様は、X86-Sアーキテクチャと言うそうです。
パソコンがブートすると、いきなり64bitのモードに入って、32bitはアプリケーションのためにCompatibility modeのみ残るそうです。
長く親しんだモードがなくなるのは寂しいですね。
実際の製品になるのはいつになるのでしょうか。
このところWebフレームワークを調べていて、実際のところ何が一番使われているのか気になりました。
そこで、Stack Overflowでトレンドを調べてみました。調べたのは、Django、Flask、Ruby on Rails、Sinatraです。
次の図が、Stack Overflowにおける過去8年間の質問の割合いを示しています。青がRuby on Rails、橙色がDjango、緑がFlask、赤がSinatraです。
なんと、今年2017年にDjangoがRuby on Railsを抜いています。また、Flaskは増加しており着実にユーザーの数を増やしていることがうかがえます。また、Sinatraは拡大してみるとRuby on Railsと同様に減少傾向にあります。
Stack Overflowでの質問の数で、一概にユーザーの数がわかるわけではありませんが、初心者の数はRuby on Railsに比べてDjangoの方が増えているのではないかと思います。
Ruby on Railsが減少傾向にあることが気になります。近くの本屋さんでも、Ruby on Railsの本はあまりありません。とういことは、これからRuby on Railsを勉強しようという人がいないということであり、近い将来Ruby on Railsを使う人が減ってしまうことを意味します。
それに対して、Djangoは一定の数を保っていますし、Flaskは増加傾向にあります。近くの本屋さんでも、Pythonの入門書がたくさん置いてありますし、これから学ぶ人が増えていくのではないかと思います。
現状Ruby on Railsのプロジェクトは多いですし、スタートアップ企業では使われていくでしょう。しかし、これからのことを考えるとPythonが確実に広まっていくのかなと思います。
『入門Python3』を読みました。読みごたえがあって1か月ぐらいかかりました。
内容は、文字列やリスト、辞書といった基礎的なことから始まり、ウェブや並行処理、ネットワークの話まで広く解説がされています。
いろいろ勉強になりましたが、初心者の人には難しいと思います。どちらかというと、簡単なプログラミングの話はわかる人、ほかのプログラミング言語をやったことのある人向けのように思います。
丁寧に解説されていますので、内容がわからないといったことはありません。
各章に練習問題があり、その模範解答が章末にあるのがよいです。やはり問題を解かないとプログラミングの力はつかないですし。
自分の場合は、もう少し文字列やリスト、タプル、辞書の使い方を勉強したいなと思いました。いろいろな分野でPythonが使われていて面白かったですけど。
プログラミングは、Windows上のMSYS2で行いました。virtualenvを使って仮想環境を作りました。それには、MSYS版のPython3を使わないといけませんでした。ライブラリはほぼpipでインストールできましたが、ZeroMQだけはできませんでした。MinGW版のPython3にはmingw-w64-x86_64-python3-pyzmqというパッケージがあるのでこれを使いました。geventやfabricというパッケージのインストールにはとても時間がかかりました。最初フリーズしたのかと思いました。でも、使えるのですごいです。
これで、RubyとPythonの両方の入門書を読んでみました。ウェブで使う分にはどちらもあまり違いがわかりませんでした。最近の本屋さんに行くとPythonの入門書がとても多く、これからはPythonの時代のようにも思います。海外では、Pythonのようですので一時的な流行りでもなさそうですし。
ウェブサービスの作り方を勉強したいので、Flaskというフレームワークがいいかなと思っています。Djangoもやってみましたけど、大きすぎてもう少し簡単なフレームワークを使ってみたいなと思います。
Ruby on Railsチュートリアルを一通りやってみました。
Railsで何をやるのかはなんとなくわかったでしょうか。
でも、覚えることが多くて一回ではなかなか理解するところまではできなかったです。
テスト駆動開発というのを本格的に習った感じですが、変数名をtypoするとすぐに表示されたりして、変数の宣言が動的なRubyでは必須の開発方法だなと感じました。なにより、便利です。
Windows上で開発するのはバージョンの関係があって少し難しいなと思います。もちろん学習目的ならなんとかできましたけど。HerokuにデプロイするならLinux上の方がいいなと思いました。
VMwareやVirtualBoxを使ってとなります。VirtualBoxは、個人的な感想ですが、キーを押して文字が表示されるまでのタイムラグが気になります。ほんの少しなのですが、タイピングの気分が違ってくるのです。その点では、VMware Playerの方がいいのかなと思っています。
プログラム初心者には、Ruby on Railsは難しいなと思います。初心者の方は、プログラムを書いて動作することを覚える必要があります。一方、Railsは書かないでも動作するように設計されています。まずは書いてみて慣れてから、Railsの簡潔さに触れるのが正しい学習の順序ではないかと思います。
次は、もう少し軽量なSinatraというフレームワークを触ってみます。
Ruby on Railsチュートリアルを一通りやってみて、とても難しいなと感じています。
原因は、覚えなくてはいけないことがあまりに多いこと。Convention over Configurationというコンセプトはいいのですが、構成ファイルより規約をということは、規約を覚えなければソースコードを読むこともできないということです。
チュートリアルでは、丁寧に説明されていますが、それでもわからないと感じたことがあるので調べてみました。
ここでは、わからないことのなかから大切だと思う2つを取り上げます。
RESTfulなインターフェースを一言でいうと、あるアドレスにアクセスするとあら不思議、入力したデータを保存したり変更、削除ができてしまうということです。普段インターネットを見ているには、表示することしかやっていないです。それを拡張したと思えばよいでしょう。
そのようなアドレスと処理するメソッドを結びつけるのがルーティングです。どこにアクセスしたら何をするかを表しています。チュートリアルで勉強してみて、一番大切ではないかと思っています。
Railsがどのようなルーティングを設定しているかを表示するのがrails routesというコマンドです。
rails routes
このコマンドで、次のような表が得られます。
Prefix Verb URI Pattern Controller#Action password_resets_new GET /password_resets/new(.:format) password_resets#new password_resets_edit GET /password_resets/edit(.:format) password_resets#edit root GET / static_pages#home help GET /help(.:format) static_pages#help about GET /about(.:format) static_pages#about contact GET /contact(.:format) static_pages#contact signup GET /signup(.:format) users#new POST /signup(.:format) users#create login GET /login(.:format) sessions#new POST /login(.:format) sessions#create logout DELETE /logout(.:format) sessions#destroy users GET /users(.:format) users#index POST /users(.:format) users#create new_user GET /users/new(.:format) users#new edit_user GET /users/:id/edit(.:format) users#edit user GET /users/:id(.:format) users#show PATCH /users/:id(.:format) users#update PUT /users/:id(.:format) users#update DELETE /users/:id(.:format) users#destroy edit_account_activation GET /account_activations/:id/edit(.:format) account_activations#edit password_resets POST /password_resets(.:format) password_resets#create new_password_reset GET /password_resets/new(.:format) password_resets#new edit_password_reset GET /password_resets/:id/edit(.:format) password_resets#edit password_reset PATCH /password_resets/:id(.:format) password_resets#update PUT /password_resets/:id(.:format) password_resets#update microposts POST /microposts(.:format) microposts#create micropost DELETE /microposts/:id(.:format) microposts#destroy
どこにアクセスしたら(URI Pattern)、何を呼び出すか(Controller#Action)がわかります。
例えば、/usersにアクセスしたらusers#indexを呼び出します。つまり、users_controller.rbにあるUsersControllerというクラスのindexアクションメソッドを呼び出します。
実はそれだけでなく、プログラムの中でどのようなメソッドや変数が使えるかもここから読み取れます。
Prefixと書いてあるものに、_urlや_pathをつけるとアドレスを表すことができます。上の例では、password_resets_newに_urlをつけて、password_reset_new_urlでhttp://www.example.com/password_resets/newという絶対アドレスになります。_pathをつけて、password_reset_new_pathだと、ホスト名を除いた/password_resets/newという相対アドレスになります。
また、edit_userのところのように:idというアドレスがつくものは、そこに数字が入ることを意味します。たとえば、/users/1というアドレスにアクセスしたら、プログラム上では、params[:id]=1として扱うことができます。
:idに数字が入るということは、アドレスにどのユーザーにアクセスしたいのか指定しなければなりません。そこで、プログラム上でedit_user_pathだけでは不十分で、edit_user_path(@user)というようにユーザーを指定して使うことになります。
VerbのGETやPOSTは、methodの種類です。同じアドレスにアクセスしてもmethodを指定することで違うことができると思えばいいでしょう。
Webアプリケーションは、あるアドレスにアクセスすることですべての動作が始まりますので、ルーティングはとても大切です。この表の読み方だけでも十分理解できると、後の理解の助けになると思います。
Ruby on Railsチュートリアルをやっていると、いろいろなファイルが出てきて、結局どのファイルでどんな変数やメソッドが使えるのか理解に苦しみました。
簡単にまとめると、ビュー内ではヘルパーすべてが使えます。コントローラー内のメソッドは使えません。
コントローラー内では、application_controller.rbでモジュールをincludeすることでそのコントローラーに関連する以外のヘルパーが使えるようになります。
モデルで定義したクラスは、コントローラー内で使えます。
もう少し詳しく説明します。
まず、app/viewsフォルダの中では、app/helpersの中で定義されたメソッドがすべて使えます。
app/controllers内ではshowやdestroyなどのRESTfulなアクションメソッドを書いて、app/helpers内のヘルパーにそれを補助するメソッドを書くのがいいです。
また、app/controllers内だけで使って他で使わないものは、そのファイルの中でprivate宣言の後に書くといいです。
次に、app/cotrollers内ではapp/controllers/sessions_controller.rbとapp/helpers/sessions_helper.rbのように関連するヘルパーのメソッドは使えます。しかし、関連しないusers_controller.rbからsessions_helper.rbはそのままでは使えません。そのため、app/controllers/application_controller.rb内でinclude SessionsHelperと指定することでcontroller内でsessionに関するメソッドが使えるようになります。
このとき、ファイル名はsessions_helper.rbですが、その中で定義されたモジュール名はSessionsHelperと表記方法が変わっていることに注意してください。
その他には、app/controllers内で@userのようにインスタンス変数を設定すると、それがapp/views内で使えます。app/viewsは通常のRubyのファイルではなく、controllerから呼び出されて使われるものというイメージです。
Ruby on Railsチュートリアルをやってみて、あまり説明されていない2つを調べました。ルーティングと変数のスコープを把握しているとプログラム全体の構成がわかりやすくなります。
Railsは、規約が多いのでそれを覚えるだけで大変ですね。でも、重要度にいろいろとあると思うので、大切なものから理解していきたいものです。
Ruby on Railsチュートリアルの8.3演習2のクッキーの削除を確認しました。
最初、どうやって確認したらよいのかわかりませんでした。
同じように困った人がいて、次のような疑問が出ています。
まず、Chromeの設定、詳細設定、コンテンツの設定、Cookieというところで、クッキーの値を変化をログアウト前後で見てみたのですが、変化はありませんでした。
結局、Chromeのデベロッパーツールを開き、ApplicationのCookiesというところでクッキーの値を調べると、ログアウト前後で値が変わっていました。
チュートリアルでは、session.delete(:user_id)で:user_idの項目だけ削除しています。そのため、クッキー自体がなくなるわけではなく、その暗号化された値が変わるのを確認することで、削除されたことがわかります。
Chromeの設定画面では、その変化を表示できないようです。
なお、クッキー自体はChromeを閉じると消えてしまいます。
Ruby on Railsチュートリアルで、Windows上でbyebugを動かすには、:x64_mingwをつける必要がありました。
開発環境は、Windows上でRuby 2.4とMSYS2を使ったものです。
Gemfile
gem 'byebug', '9.0.0', platform: [:mri, :x64_mingw]
Ruby on Railsチュートリアルでbcryptのエラーが出ました。環境はWindows上のMSYS2+Ruby 2.4です。
C:/Ruby24-x64/lib/ruby/gems/2.4.0/gems/bcrypt-3.1.11-x64-mingw32/lib/bcrypt.rb:16:in `require': cannot load such file -- bcrypt_ext (LoadError)
こちらのようにしたら動きました。最後の'bcrypt-ruby'を設定する方法です。
gem 'bcrypt' で起動時Error&ページアクセス時にもError
bcrypt 3.1.11でWindowsの修正が入ったという情報がありますが、なぜか動ないんですよね。
Ruby on Railsチュートリアルで第6章のユーザーのモデルを作成しているとき、rails db:migrateしてもrails testすると、
Migrations are pending. To resolve this issue, run: bin/rails db:migrate RAILS_ENV=test
というエラーになります。素直に、RAILS_ENVをつけてテストをすると、テストはパスします。
その後、validationでuniquenessをつけてまたmigrateしようとするとこんどは、migrateできないというエラーになります。
SQLite3::ConstraintException: UNIQUE constraint failed: users.email: CREATE UNIQUE INDEX "index_users_on_email" ON "users" ("email")
このときは、一度db:rollbackして、db:migrateするとうまくいきます。
test/fixtures/users.ymlを空にしてから、
rails db:rollback RAILS_ENV=test rails db:migrate RAILS_ENV=test
チュートリアルでは、development環境で実行されているようですが、テストはtest環境で実行されているようで異なっています。
development環境とともにtest環境のデータベースも用意しないといけないようです。
Ruby on Railsチュートリアルをやって、第3章の3.6.2 Guardによるテストの自動化をやったときのこと。
チュートリアル通りやっても、
No such file or directory - bin/rails test test/controllers/static_pages_controller_test.rb test/test_helper.rb
このようにファイルがないというエラーになります。調べたところ、こちらのようにGuardfileからspring: "bin/rails test"を消したら動くようになりました。
Guardfile
guard :minitest, all_on_start: false do # ここ watch(%r{^test/(.*)/?(.*)_test\.rb$}) watch('test/test_helper.rb') { 'test' } .... end