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東大に今年度納入されるコンピューターには「vThrii Seamless Provisioning」というハイパーバイザーが使われているそうです。
クライアントとしてMacが使われています。初回ブート時にOSのイメージがサーバーからダウンロードされますが、ストレージとネットワークが高速であればよいそうです。
ギガビットの太いネットワーク回線とSSDという速いストレージがあってこそのソリューションですね。
vThriiの採用第一弾が東京大学だとか。ずい分思い切ったことをやったもんだなと思います。
東京大学の要望に添うよう相当作りこまれているようですね。
vThriiは、BitVisorを改良したものだそうです。
以前BitVisorのソースコードを見てみたことがあるのですが、あまりにコメントが書いてなくて読むのを断念しました。学生が読む教育用のソースコードとしては推奨しません。でも、そんなソースコードを使って製品を作り実際に導入している人たちがいるのですね。それに驚きました。
vThriiの特徴として、クライアントマシンの遠隔管理が容易なことが挙げられます。新しいOSをバックグラウンドでダウンロードして次の起動時に更新することが可能だそうです。
100台を超えるクライアントパソコンを管理するには、こういうのがいいのですね。
クライアント仮想化として、一つの使い方だなと思いました。
仮想化により管理を容易にするものとして、ワルブリックスというXenを使ったソリューションを思い出しました。こちらは、サーバーを仮想化して使うものになります。
ネットワークからOSをダウンロードして使う点でよく似ています。
自分でサーバーを立てたい。でもサーバーの管理など面倒なことは極力避けたい。というときはワルブリックスを試してみるのがいいのではないでしょうか。
ただ、ゲストOSの更新などの機能はありません。クライアントを集中管理するには不十分かなと思います。
vThriiって聞いて、仮面ライダーV3を思い出しました。名前の由来はどこにあるのでしょう。