***本記事にはプロモーションが含まれています。***
今までVirtualBoxは素のまま使っていたのですが、Vagrantを使うといいということを聞いて使ってみることにしました。
せっかくなのでDockerも使ってみようということで以下のサイトを参考にしてインストールしてみました。
VagrantとDockerについて名前しか知らなかったので試した
やってみた結果は、とてもすんなりできました。ありがとうございます。
でも、なんかインストールに時間がかかるのです。VagrantのゲストOSの元となるboxファイルは、自分のC:\Users\(your name)\.vagrant.d\boxesというフォルダに保存されます。ですので、一度ダウンロードしてしまえば2度目からはとても速くゲストOSが出来上がります。
でも、そのときにDockerをセットアップしようとprovisioningに加えると、ゲストOSを作り直すごとにインターネットからDockerが使うファイルをダウンロードします。速度が2Mbpsくらいしかでなくてプロビジョニングが終わるまで10分くらいかかります。DockerをDockerは速いということが言われていますが、Docker自身のセットアップは時間がかかるのですね。
これを解決するため、CocPxoryというプロキシサーバーをつかってみたりしました。でも、httpではなくhttpsでダウンロードしようとするのでなかなか難しいです。
結局、こちらを参考に、Ubuntuをインストールするときはaptのソースリストを変更して、日本のサーバーからダウンロードするように変更しました。
ただ、ソースのリスト先がus.archive.ubuntu.comではなく、archive.ubuntu.comでした。また、ubuntuをmirrorしているところから速いのを選びました。
また、vagrant-cachierというプラグインが少し速くしてくれました。これを使うときの注意点は、vagrant-cachierは、/var/cache/apt/archivesを/tmp/vagrant-cache/aptにシンボリックリンクすることで、ホストのフォルダC:\Users\(your name)\.vagrant.d\cache\(box名)を保存先にしています。そのため、vagrant-cachierを使ったままVagrantfileから設定を削除したり、プラグインをvagrant plugin uninstallで削除してしまうと、/var/cache/apt/archivesのリンクがそのままになってしまうため、apt-getが動かなくなってしまうことです。
Vagrantfileは、こんな感じ。
Vagrant.configure("2") do |config| config.vm.box = "ubuntu/xenial64" config.vm.provision "shell", inline: <<-SHELL # aptのソースファイルを書き換え sed -i s%archive.ubuntu.com/ubuntu%ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/ubuntu/%g /etc/apt/sources.list apt-get update SHELL config.vm.provision "docker" do |d| # dockerに関する操作 d.build_image "/vagrant", args: "-t kazu/my-bash" d.run "kazu/my-bash", args: "-d -t -v /vagrant:/tmp/shared" end if Vagrant.has_plugin?("vagrant-cachier") config.cache.scope = :box end end
Dockerfileは、次のようにしました。
FROM ubuntu:xenial MAINTAINER kazu CMD ["/bin/bash"]
これでvagrant upするとゲストOSが立ち上がります。その中で、Dockerが動いています。
一度Vagrantのboxがダウンロードされると、プロビジョニングは4分ほどで終わります。なんとか待っていられるかな。