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VirtualBoxの共有フォルダを自動マウントしようとしたところ、以前とは少し違っていたので紹介します。
まず、VirtualBoxのメニューのデバイス、共有フォルダで設定をします。名前をshareとしました。自動マウントと永続化のチェックは入れておきます。
次に、Ubuntu 16.04 x64で手動でマウントするには以下のようにします。
$ mkdir sharepoint $ sudo mount -t vboxsf -ouid=hoge,gid=hoge share sharepoint
これを、Ubuntuの起動時に自動でマウントするには/etc/fstabに次のようなエントリーを加えます。
名前がhogeさんの場合です。
/etc/fstab
share /home/hoge/sharepoint vboxsf uid=hoge,gid=hoge,comment=systemd.automount 0 0
fstabの各項目の間はtabを使うといいです。
そして、/etc/modulesに次の項目を加えます。
/etc/modules
vboxsf
ここで、手動でマウントできるか確かめてみます。
$ sudo mount share
マウントできれば/etc/fstabの設定は大丈夫です。あとは再起動して自動でマウントできるか確かめます。/etc/modulesの設定を忘れるとUbuntuの起動が途中で止まってしまいます。
以前作ったときは、/etc/fstabにcomment=systemd.automountという設定は必要なかった気がします。systemdではこれがないといけないようです。
VirtualBoxのGuestAdditionsのサービスが起動してからでないとマウントできないからというのが理由だそうです。
Vagrantだと、Vagrantfile内でsynced_folderを設定すると自動でやってくれます。その辺が少し違っていますね。
参考にしたサイト
Virtualbox shared folder mount from fstab fails; works once bootup is complete
VirtualBoxの共有フォルダの自動マウント化
なお、共有フォルダの設定で自動マウントにすると/media/sf_(共有フォルダ名)でマウントされています。でも、所有者がrootグループがvboxsfになっていて使いにくいのですね。それで自分でマウントすることにしました。
そのあたりのことはこちらを参照ください。
VirtualBoxにおいて、ホストOSとゲストOS (CentOS) 間の共有フォルダを作成する方法
追記(2017/06/30)
共有フォルダの自動マウントで設定された/media/sf_(共有フォルダ名)は、vboxsfというグループに自分のユーザー名を加えると簡単に読み書き出ることがわかりました。
sudo gpasswd -a (ユーザー名) vboxsf
こうすれば、わざわざ自分でマウントする必要はなかったですかね。