***本記事にはプロモーションが含まれています。***
1.WSL2とVirtualBoxの現状
WSL2を有効にしたときにVirtualBoxはどうなのか確認してみました。
結果から言うと、不安定で使えなかったです。
デスクトップが表示されるところまでは行きます。でも、画面の大きさを変えたり、sudo apt upgradeしてもsegmentation faultで止まったりします。
フォーラムでの開発者の発言を聞いていると、とりあえず動くようにはしたけどといった発言が見られます。開発の優先順位は低くて、あまり活発に開発しているようには見えません。
また、安定してきたら試してみようと思います。
2.Hyper-VとVirtualBoxのこれまでの関係
VirtualBoxは、Windows 10 1809のときにHyper-Vに対応しました。VirtualBoxのバージョンは、6.0.0です。
Windows 10 1903のときに、MicrosoftがAPIを変更してしまって、VirtualBoxは動かなくなりました。この変更は、すべての処理をユーザーモードで行うことを強制するものです。VirtualBoxの開発者の方の話では、全てをユーザーモードで処理するのは耐えられないそうです。I/Oのパフォーマンスが出ないそうです。
VirtualBox 6.1.0になって、VirtualBoxとしての最適化は無しでまた動くようにはしたそうです。けれど、自分の方で試した限りでは安定して動いていません。フォーラムを見ていると不具合報告も出ていますが、開発者サイドでは不具合が出ていなくて、特に対応もしていないようです。
3.まとめ
WSL2とVirtualBoxの現状を確認しました。残念ですが、安定して動作していません。
また、安定したら試してみようと思います。